
こんにちは。kazuyaです。
突然ですが、文章を書いていると「何のために文章を書いているかわからなくなる」という経験がある方は多いのではないでしょうか。
特にブロガーの方や、ライターの方は文章を書くことがメインとなりますよね。
私もブログを書く目的がわからなくなる時があります。
「収入を増やしたい為」、「文章を書くのが好きだから」など様々な理由があります。
「文章を書く本質」ということを教えてくれる本を見つけました。
それが、ダイヤモンド社さんが出版している「読みたいことを、書けばいい」という本になります。
今回は、「読みたいことを、書けばいい」を読んでみた感想・要約を紹介していきます。
本記事がおすすめな方
・本書の内容が気になる方
・ブロガーやライターとして文章を書かれている方
読みたいことを、書けばいいは以下から購入することができます。

結論
最初に結論としては、「自分が面白くて読みたいと思える文章でなければ、読者が読んでも面白くない。だから自分が面白いと思えるものを書く」と筆者は謳っています。
実際に、ブロガーやライターをやっている方は、こういう事を考えながら文章を書いているのだと。だからその文章が求められている。と気付くことが出来ます。
また、本書はどの文章術の本より内容がわかりやすいです。
文字量もコンパクトであり、伝えたいことがコンパクトにまとめられています。
著者の田中泰延さんはどのような方?
田中泰延さんは、1969年生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。
1993年に株式会社 電通に入社し24年間コピーライター・CMプランナーとして活躍。
2016年に退職し、「青年失業家」を自称してフリーランスとしてインターネット上で執筆活動を開始しています。
「読みたい事を、書けばいい」が初著書となる。
それでは、以下から本書のポイントなる箇所を紹介します。
ネットで読まれている文章の9割は「随筆」
筆者は随筆をこう定義している。
随筆とは
・事象と心象が交わるところに生まれる文章
- 事象とは、見聞きしたこと、知ったこと。世の中のあらゆるモノ、ヒト、コト
- 心象とは、事象に触れて心が動き、書きたくなる気持ちが生まれること
事象と心象が揃うことで、「随筆」が描かれます。
確かに、自分が書きたいことをひたすら書く文章は読者にとっても読みづらいですし、事象ばっかりの文章を書いても読者は読みたいと思えないです。
起きたことや見たことに対して、自分が思ったことや感じたことを書くという考えは非常に参考になりました。
ターゲットは想定しなくていい
24年間広告業界で、「30代女性にこの洋服の良さを伝える文章を書け」、「中学生がこのスナック菓子に興味を持つ言葉を考えろ」というターゲット論でコピーライティングを仕事にしてきた。
と書いています。
それらは、テレビや新聞など不特定多数に「置かれる」だけであり、「届けられる」ものではない。
その文章を一番最初に読むのは、自分自身であるということ。
自分が読んで面白いと思える文章であれば読者も面白いと思えそれに惹かれ、それがまた他の人に届く可能性もある。
そんな文章をブログでも書こうと思えます。
承認欲求を満たすのに「書く」は割に合わない
私は、自発的に文章を書きたいと思ったことなど一度もない。
コピーライターの仕事も、そういう部署に配属されたからだし、映画評も頼まれたから引き受けたもので、依頼されたからやむを得ず書いている。
嫌な文章を書くのには、「自分が書いて、自分で読んで楽しい気分になる」意外に方法がないとおっしゃっています。
「知らない読み手を想定して喜ばせる」より遥かに簡単。
確かに、知らない読み手を喜ばせるより、自分が書いて読んで面白いと思える文章であれば、書き続けられます。
そして、それが読者に伝わり広がる可能性もあります。
何を書いたかより誰が書いたか
あなたが例えば、「ローマ帝国1480年の歴史」という事象に興味を持って丹念に資料を調べ、とてつもなくエキサイティングだったという心象を、自分自身で読んでも面白いウンチクやギャグを散りばめた文章にしてインターネット上に載せても、十数人から、多くて数千人がたまたま目にして終わるだろう。
だが、例えば宇多田ヒカルが美味しかったロースカツ定食840円の話を書いたら、数100万人が争って読み、様々なコメントを山のように寄せ、豚肉の売上はハネあげるだろう。
「だれが書いたか」の方が多くの人にとっては、重要である。
「たくさん読まれたい」、「ライターとして有名になりたい」などの思い違いを捨てることが大事とおっしゃっています。
確かに、最初の頃はだれもが無名でありますし有名人の方が書いた本であれば読みたくなりますよね。
最初は、「自分が書いた文章を読みたいと思える文章を書くこと」を徹底すれば読んでもらえるチャンスが増えると思うのでその精神で書きたいと思える。
つまらない人間とは、「自分の内面を語る人」
つまらない人間とは、それは自分の内面を語る人である。
少しでも面白く感じる人というのは、その人の外部にあることを語っているのである。
つまらない人たちは、自分の内面を相手が受け入れてくれると思っている点で幼児性が強いのである。
文章でも往々にしてこのように「私はつまらない人間です」と触れて回るようなことが起こる。
随筆とは、最後に心象を述べる著述式。
そのためには、事象を提示して興味を持って貰わなければならない。
事象とは、常に人間の外部にあるものであり、心象を語る為には事象の強度が必要不可欠。
私も自分の内面を受け入れて貰えると思ってよく内面を語ってしまいます。
つまらない人間にならないように、自分自身の外部にあることを語ろうと気づけました。
物書きは「調べる」が9割9分5厘6毛
ライターやブロガーは、まず「調べる」ということから始めますよね。
調べたことを並べると、読者が主役になれる。
確かに、ブログで記事を執筆するときは、まず調べることから始めます。そこから自分が何を書くかをまとめます。
調べた9割を書いた上で、筆者の思っている1割のことを書けば良いということ。
ライターの考えなど全体の1%以下でいいし、1%以下を伝えるために99%調べることが重要。
自分の「調べる」という行動は振り返ると99%まで全然達していないと実感できました。
それ以外のポイント
上述した以外にも本書では役立つポイントがたくさんあると感じました。それを以下にまとめました。
役立つポイント
・調べるには図書館で司書さんに頼るのが一番効率が良い
・書くということは、1人のベンチャー企業
・広告の書き方
・書くことは、調べる過程でどこかを愛することが必要
読みたいことを、書けばいいを読んだ感想・まとめ
だれのために書くのか、そんな本質に気づける1冊だなと思えた。
ブロガーとして、本サイトを運営しているが、「調べる」という行為に対して99%は達成できておらず、もっと調べるという事が必要だなと気付かされた。
自分が書いている文章を読んでいたが、面白いと思える文章はいくつかあったが全部はできていない。
その為、自分が書いて、読んで楽しいと思える文章を書こうと思えた。
そんな「読みたいことを、書けばいい」は以下から購入することができます。
